スクールに通わずにWebデザイナーになる方法。

この記事は2年以上前に書いたものですので、もしかすると情報が古くなっているかもしれません。ご留意のうえ、参考にしてもらえたら嬉しく思いますm(_ _)m

パソコン作業する手元

先日は、Webデザイナー育成スクールについての、自分なりの考えを書いてみました。

今回は自身の経験を通して、スクールへ通わずにWebデザイナーになる方法のひとつをご紹介します。

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私がWebデザイナーを目指したきっかけ

私がWebデザイナーへの道を意識しはじめたのは24歳前後のことで、当時は一般事務の仕事をしていました。

業務の一環でhtmlをほんのさわりだけ覚える機会があり、htmlおもろいやん〜となったことがきっかけでした。

その後、個人的にテキストを買って勉強しながら趣味関連のWebサイトを作り、当時利用していたプロバイダーが提供しているサーバーにデータをアップして掲示板も作って友人とやりとりしたり。
独自ドメインですらない、「~」とか付いてる、めっちゃ長いURLのやつね。

デザインもしょぼい、シンプルなものでしたが、htmlを組んで思い通りの形になることがとにかく楽しくて。

Webデザイナーになるためにとった行動

やっぱスクールでしょ?と、見学に行った結果。

Webを仕事にしたくなりまず考えたのは、やはり学校に行くこと。
というか、それ以外に道はないと思い込んでいました。

でも実際に、某スクールに見学に行ってみてカリキュラムを見せてもらい分かったのが、
講座の内容は、Web制作に使用するソフトの使い方とhtmlの勉強が中心。

あれ?これ私、既にほとんどできるやん

そう、独学でもできるレベルのことをスクールでは教えているんだと。

そうじゃなくて〜!

私が学びたかったのは、デザインの理論やセンスを磨くことや、実際の現場での仕事の進め方。

カリキュラムの中にも確かにそれはあったのだけど、講座の中の、ほんのほんの一部にしかすぎなくて。

そこは独学ではなかなか学びにくい部分だけど、でもそれだけのためにスクールに時間とお金をかけて通うの?仕事しながら?
それって、もしかしたら実務で身につけていった方が早いんでないの?と気づきまして。

パソコンとソフトとやる気さえあれば

中には、なんとなくWebデザイナーって職業が面白そうで気になるけど、htmlは知らない、デザインのソフトを触ったこともない、だからスクールに行くしかない!と考える人もいるでしょう。

それも一つの選択肢。お金かけるからこそやる気になるっていうタイプの人もいますし。というか、それもすごくよくわかる。

でも、今ってインターネットで検索すれば、htmlとcssを学べるサイト、Wordpressサイトの作り方を詳しく紹介しているサイト、優れたデザインを集めたサイト、などなど、無料で利用できる勉強の場がたくさんあるんですよ。

だから、パソコンとソフトとやる気さえあれば、独学でも十分身につきますよ。

※揃えておくとよいソフトウェアや独学に使えるサイト、具体的には別の機会に紹介したいと思います!

私が思う、独学に向いている人

・壁にぶつかった時、人に頼るより自力で解決したい

・Webが好きで、新しい技術で作られたサイトなんかを見ると嬉しくてハアハアしてしまう

・ケチだから極力お金をかけたくない

…あれ?私のことやん。

転職のリミットを決めて。

話は戻って、その時点で既に27歳だったので、未経験で拾ってもらうなら早い方が良いと、

次の4月にWeb業界への就職を決める!と目標を掲げ、

求人サイトなどで未経験で拾ってもらえそうな会社を探して、CD-Rに焼いた自作サイトのデータを持って必死にアピールし、なんとか拾ってもらったベンチャー企業。

最初は小さなお手伝い程度の仕事からのスタートでしたが、Webに関わる仕事をするのがとにかく楽しくて。

でもやっぱり、趣味でやってた頃とは違って楽しいだけではなくて。

徹底的にダメ出しされたり、思うようにデザインができなくて苦しんだり。

失業と再就職も経験しました。

それでもやっぱりWebの仕事が好き、という気持ちだけでやってきました。

「独学だけの未経験者」からステップアップするために

とにかく数をこなす

一つでも多くのサイトを作る。

作るものがなければ、デザインが優れていると思うサイトやこういうサイトが作りたいと感じるサイトを、真似して作る。
デザインもコーディングも。完コピのサイトを作るんです。
(注意:完コピをサーバーにあげて公開したら絶対にダメですよ(笑)!
サイトにパスワードをかけるとか、ローカル環境で作るとかしましょうね。)

真似でもなんでも、手を動かして完成させた経験というのは、絶対になんらかの形で自分の身につきますから。

自分のスキルより一段上の力が必要な仕事を取りにいく

身の丈に合わなすぎる仕事を受けるのはお客様にも迷惑がかかるので良くないですが、
やったことないけど調べながらならなんとかできるかな〜っというくらいの案件が来たなら、進んで請けるべきです。

割りに合わないほど時間がかかっても、仕事として引き受けた以上はどうにかして終わらせないとならないので必死です。

無事完成したなら、そのときは報酬とともに新たなスキルが身についていて、ずっと使い続けることができます。

無料で仕事を請けない

数をこなすなら、無料でもなんでも作らせてもらった方がいいんじゃないかと思うかもしれません。

でも、質の低いものをいくら量産しても意味がないんです。

自分をWebデザイナーだと思っているならば、有料で、仕事としてプライドを持って請ける。
タダだという意識があると、他の案件が入ってきた時に優先度が低くなり、納期が延びがちだしクオリティも落ちる。クオリティの低いものは経験にも実績にならないので、自分にメリットは一切無い。

特にフリーランスでやっていると、他の仕事やお客さんをたくさん紹介するから、今回だけタダ(または激安)でお願い!という人が出てくると思いますが、そんなことを言う人にはまず期待できません。
大体、タダで作らせるためのその場しのぎの言葉なので、本当に紹介してくれることはほぼないと思って良いです。

「いえいえ、たとえタダでも、プロ意識を持ってきちんとしたものを自分は作ります」?

それは素晴らしい。だけど、私はケチなので無理です!!

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