日本人の働き方に対する意識が近年急激に変化してきた中で、
ひときわ注目を浴びている働き方が、1つの場所や時間やコミュニティに縛られない「フリーランス」。
フリーランスで働くメリットとは?
私が普段フリーランスで仕事することをおすすめしているのには理由があります。
・時間のやりくりがしやすい
・職場の人間関係のストレスから解放される
・頑張った分だけお金で返ってくる達成感
・自己決定感が高まり、自信がつく
パッと思いつくだけでもこれだけあります。
いい面ばかりがクローズアップされがちだけど…
ですが、フリーランスになることによるリスクやデメリットも当然あるのです。
特に大きいと思われるのが、以下の3つ。
- 収入不安定
- 責任が重い
- 健康面の心配
うわぁ…
言葉にするとどれも結構深刻に思えますよね…。
でも、だったら。
この3つのリスクをできるだけ回避できるような対策ができれば安心だと思いませんか?
あなたが、
そうだ、フリーランスなろう。
と一念発起して会社を辞める前に、最低限理解しておいて欲しいリスクとその対策についてご紹介します。
フリーランスの3大リスクとその対策
収入不安定
たとえ仕事がなくでも就業時間中会社にいればお給料がもらえる会社員と違って、フリーランスは仕事をしないと一円も得られません。
得意先が倒産したり、新規のお客様の成約率が思うように上がらないこともありますよね。
だから、いつそうなってもいいように、複数の収入の柱を作っておくと安心です。
自分自身でお金を生み出せる事業を持つ
要は、顧客から依頼を受けて仕事をするクライアントワークでなく、自分自身のコンテンツでお金を稼ぐということです。
Youtubeやアフィリエイトなどもそれに当てはまります。
いずれも、収益化するのには手間と時間がかかるためコツコツと根気よく取り組む必要がありますが、一度作れば何もしなくても継続的にお金を生み出し続ける資産を作れる可能性があります。
私も普段Web制作業をしていますが、このブログでGoogleAdsenceやアフィリエイトによって収益を得ています。
スキマ時間にできる仕事をする
週1日〜、1日2、3時間〜くらいの在宅でできる商品登録や入力作業などは、クラウドソーシングや求人サイトでたくさんあります。
大きく儲かるわけではなくても、働きに応じてお金を確実にもらうことができるメリットは非常に大きいと思います。
老後に備えての制度も有効活用
フリーランスは会社員のような退職金制度も、厚生年金もありません。
老後破産…なんて言葉が頭をよぎりますが、国民年金基金やiDeCo(個人型確定拠出年金) など、個人事業主向けの制度をしっかり活用したり、投資信託や積立NISAなどの資産運用など、対策をして備えれば、過剰に恐れる必要はありません。
iDeCoやNISA始めるなら…
iDeco?NISA?名前はよく聞くけど、
今更知らないなんて言えない、言えやしない。そんな人は、
今からでも遅くない!お金の勉強
責任が重い
フリーランスは、自分の名前を看板にして仕事をするので、当然ながら全責任が常に自分についてまわります。
例えば、
- 指定された納期に間に合わなかったせいで機会損失した
- 自身の制作物が元でSNS上で炎上した
- 自身のプログラミングしたアプリが元で個人情報が流出した
など、顧客になんらかの損害を与えてしまったというような場合、会社員なら会社が責任を取ってくれますが、フリーランスならあなたが責任を負わなければなりません。
何百、何千、場合によっては億単位の損害をお客様に与えてしまう場合もありますよね。
そのリスクを軽減できる方法があれば、安心して仕事に集中できると思いませんか?
フリーランス向けの保険
自分ではとても払いきれない金額を補償してくれる、フリーランス向けの保険があります。
GMOのFREENANCE(フリーナンス)
請求書の買取サービスや万一のトラブルに補償をしてくれるフリーランス向けのサービスです。
フリーランス協会のベネフィット
https://www.freelance-jp.org/benefits
年会費1万円の有料会員に入会すれば、
-
賠償責任補償
- 弁護士のサポート
-
福利厚生サービス 「WELBOX」
-
所得補償制度(任意)
他、様々なサービスを受けられます。
業務委託契約書に損害賠償についての条項を忘れずに設ける
委託者および受託者は、本契約に起因しまたは関連して一方当事者が他方当事者に対して負担する損害賠償責任は、本件業務委託の対価を上限とすることを合意する。
例えばこのように、損失が発生した場合、責任を負う金額の上限を業務委託契約書に記載しておくことで、多額な賠償額を負わなくてはならない事態を防ぎます。
損害によっては、この契約書の内容が効力がない場合もありますが、お客様から法外な賠償金をふっかけられるようなことはある程度防ぐことができると思います。
健康面の心配
フリーランスに限らずデスクワークのお仕事の人は運動不足という方が多いですが、在宅で仕事するフリーランスだと特に、通勤がないため、本当に歩かなくなるんですよね〜。
また、此度のコロナ禍でテレワークになっている会社員の方も同様ですよね。
これはもう、簡単でも短時間でも、意識的に運動をするしかないんじゃないかとは思うんですが…。
- 寝る前にストレッチをする
- 仕事開始前にラジオ体操をする
- 仕事開始前に近所をひとまわり散歩する
- お金と時間に余裕があるなら週一でもジムに通う
続ける秘訣は、
- 自分が無理なくやれるものを選ぶ
- ちょっとしたご褒美を設ける
- 毎日決まった時間に行う
などでしょうか…笑
どんな選択にもリスクはつきもの
普段からフリーランスで働くことをおすすめしている私がどうしてこの記事を書いたかというと、
メリットもデメリットも理解して準備した上で、フリーランスへの一歩を踏み出してほしいから。
会社員に比べたらフリーランスになるのにはリスクが多いかもしれませんが、
今や大企業の正社員だっていつボーナスがなくなるかもしれない。給料がいきなり減らされるかもしれない。
リストラに遭うかも知れない。
30代、40代で失業したら再就職できるかわからない。就職できても収入が半分になるかもしれない。
そんな時代です。
会社に依存することなく自分自身の力でお金を稼げる力をつけておくべきです。
5年後、10年後、フリーランスになってよかったと言えるくらいに、
しっかりリスク対策をして、安心して楽しくフリーランス人生を歩みましょう!